運命の豪州戦へ前日会見 「11人のサムライで勝利を求めて戦う」

トレーニングセッションを行うハリルホジッチ監督と選手たち photo/Getty Images

豪州に勝てば6大会連続W杯出場決定。引き分け以下なら次戦へ持ち越し

ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦が31日(木)に埼玉スタジアム(19時35分キックオフ)で開催される。グループBで首位に立つ日本代表は勝てば6大会連続となるW杯出場が決定するが、引き分け以下だと9月5日(火)のサウジアラビアとのアウェイゲーム、あるいはその後のアジアプレイオフ、さらには大陸間プレイオフへ出場権獲得を持ち越すことになる。

時間がかかればかかるほど予選突破に向けたプレッシャーは大きくなり、状況はより難しくなる。それだけに、日本代表はなんとしても今回のオーストラリア戦でW杯出場を決めたい。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も埼玉スタジアムで実施された前日会見で「(W杯)出場権は誰もタダでくれない。自分たちで勝ち取るために、勇敢に戦わないといけない」とコメントし、この一戦にかける意気込み、心情を熱く吐露した。

「現アジア王者である豪州をリスペクトしているが、明日は決断力と意欲を持って勝ちにいく。この一戦の重要性を選手たちもよく理解しており、非常によい雰囲気になっている。私が来日してから、このチーム、選手たちのメンタルは進化してきた。勝てばW杯出場が決まるという重大な一戦だが、こうした要求に応えられる状態を維持して戦わないといけない。そういった意味でも、明日は11人の選手、サムライで勝利を求めて戦う」

豪州とアウェイで対戦したときは守備を意識した戦術がうまくハマり、1-1で試合を終えて勝点1をもぎ取っている。ただ、今回はホームゲームで勝てばW杯出場という一戦で、当然ながら勝利を求めて戦うことになる。チームの状況は決して良くはなく、ケガ人がいればコンディションが万全ではない選手もいる。ハリルホジッチ監督は「よいタイミングではない。われわれにとってより難しい試合」とも語った。しかし、置かれた状況のなか、しっかりと勝つための準備をして明日を迎えることになる。

「豪州をかなり細かいところまで分析した。彼らがやってくる方法として、2つ可能性が見えている。中盤を厚くしてくるか、より攻撃的にくるか……。われわれは(ケガ人など)いろいろなことがあって変更を余儀なくされ、相手が知らない選手が増えている。経験とゲームコントロールは豪州が上でも、われわれにも相手にダメージを与えるクオリティがある。アウェイではうまくいった部分もあったが、今回はホームで状況が違うしカタチも少し変わる。勝つためにしっかりと武器を使いたい」

なお、29日に同組のUAE×サウジアラビアが開催され、2-1でUAEが勝利している。これにより、日本代表は仮にオーストラリアに敗れても2位をキープし、5日のサウジアラビア戦に引き分け以上で出場権獲得となる。アジア最終予選をグループBの3位で終えた場合、Aグループ3位とアジアプレイオフ、さらに北中米カリブ海地域4位と大陸間プレイオフを戦わなければならない。

【アジア最終予選グループB順位表】
順位 国 名     勝点 勝 分 負 得点 失点 差
1位 日本      17  5  2  1  15  6   9
2位 サウジアラビア 16  5  1  3  16  10 6
3位 オーストラリア 16  4  4  0  14  8   6
4位 UAE      13  4  1  4  10  12  -2
5位 イラク      5  1  2  5   8   11   -3
6位 タイ       2  0  2  6   4   20 -16


文/飯塚健司

サッカー専門誌記者を経て、2000年に独立。日本代表を追い続け、W杯は98年より5大会連続取材中。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。サンケイスポーツで「飯塚健司の儲カルチョ」を連載中。美術検定3級。

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