怪我さえなければチェルシーのR・ジェイムズは怪物 中盤でアーセナルの選手を次々なぎ倒す姿にスタリッジも「アーセナル戦ではまさに野獣だった」と絶賛

中盤でフル稼働したジェイムズ(左) photo/Getty Images

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とんでもないフィジカルをアピール

現プレミアリーグ最高のセントラルMFは誰か。最近はチェルシーMFモイセス・カイセド、アーセナルMFデクラン・ライスの2人が確かな評価を得ていたが、先日行われたチェルシーVSアーセナルの直接対決で怪物級のパフォーマンスを見せたのはチェルシーMFリース・ジェイムズだった。

この一戦では注目されたカイセドが前半38分に一発退場の処分を受け、チェルシーは早々に10人での戦いを強いられた。そんな数的不利な状況にも関わらず、攻守に見事なパフォーマンスを披露したのがジェイムズだ。

ジェイムズはこれまで右サイドバックをこなしてきたが、近年は中盤での起用も増えている。今回のアーセナル戦では右サイドバックにマロ・グスト、ボランチにジェイムズが入っており、この起用法も珍しいものではなくなってきた。2人は試合中にポジションを交換することも多く、グストがビルドアップ時に中盤へ入ることもある。
ジェイムズは若い頃より強靭なフィジカルが武器となっていたが、その強みはボランチ起用の時も冴え渡る。今回のアーセナル戦でも重戦車のごときパフォーマンスで、英『Daily Mail』も「彼を止めるには殴るしか選択肢がなかった」と絶賛だ。

さらに英『sky Sport』ではクラブOBのダニエル・スタリッジも「彼は多才な選手で、アーセナル戦ではまさに野獣だったね。中盤で圧倒的な走力、経験値を感じさせるパフォーマンスを見せてくれた」と称える。

ジェイムズの場合、怖いのは筋肉系の怪我だけだ。近年はフル稼働できたシーズンが少なく、その爆発的な身体能力に自身の筋肉が悲鳴を上げてしまうのかもしれない。

怪我さえなければ、イングランド代表でも右サイドバックかボランチで先発を掴めるであろう実力者だ。今回のアーセナル相手に見せたパフォーマンスはイングランド代表監督トーマス・トゥヘルにも強烈なアピールとなっただろう。



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