W杯アジア4次予選のカタール&サウジ開催に各国から批判殺到 中立地開催の意味なし インドネシアメディア「両国にとって明らかに有利」

アジア4次予選の開催地がカタール、サウジになったことで批判が殺到しているAFC photo/Getty images

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各国から批判殺到

アジアサッカー連盟は13日、今年の10月に行なわれる2026年ワールドカップ北中米大会アジア4次予選を、カタールとサウジアラビアで開催すると発表した。

最終予選が終了し4次予選に進出する国6カ国が決定。4次予選は中立地開催で最終予選の各組3、4位になったUAE、カタール、イラク、オマーン、サウジアラビア、インドネシアの6チームが参加し、3チームずつ2グループに分かれて総当たり戦を行い各グループ1位がワールドカップへの出場権を獲得。各グループ2位が大陸間プレイオフ進出をかける5次予選に進出するというレギュレーションとなっている。

しかし中立地開催と言いながら開催地が4次予選に出場するカタールとサウジアラビアに決定したことで、各国からは批判の声が上がっているという。インドネシアメディア『Bola』は「アジア4次予選の開催国は中立地で行うべき」と見出しを打ち、「今回のAFCの決定は、インドネシアを含むサッカーファンから多くの激しい抗議と厳しい批判を招いた」「カタールとサウジアラビアが選ばれたことは、両国にとって明らかに有利だ」と伝えている。
またベトナムの『Soha.vn』は「AFCの物議を醸す決定は、アジア4次予選への出場権を獲得したインドネシア代表チームを含む他の出場チームに悪影響を及ぼす可能性がある」と報道。韓国の『Xports News』は「またサウジアラビアとカタール?AFCは腐った!批判が続出...ワールドカップ4次予選開催地は予想通り中東2カ国確定 これが中立地開催か?」と疑問を呈していた。

『Bola』の別の記事では他のスタジムでの開催を希望しており、AFC本部があるマレーシア、すでに出場を決めたオーストラリアや韓国、そして日本での開催を提案していた。特に7月に行われる4次予選の抽選は日本で行われるとのことで、なぜ日本で行わないのかといった声も上がっているという。先月行われたACLEの決断といい、このAFCの決断に異論が出るのは当然のことだろう。

ちなみに4次予選の抽選会は7月17日に大阪の梅田芸術劇場で行われるという。

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