「ようやくユナイテッドは最大の問題に取り組み始めた」 今季44ゴールしか奪えなかったマンUに必要だった前線改革

今季マンUは思うような結果を残せず photo/Getty Images

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今夏はすでにクーニャを確保

マンチェスター・ユナイテッドは今夏早くもウォルバーハンプトンからFWマテウス・クーニャの獲得をまとめているが、こうした前線の補強をもっと早くやっておくべきだったと主張するのは英『Manchester Evening News』だ。

2023-24シーズンのマンUはプレミアリーグ8位に終わったが、物足りなかったのが攻撃面だ。このシーズンにリーグ戦で2ゴール以上を決めた選手は僅か7人で、そのうち7ゴールを挙げたMFスコット・マクトミネイは今季開幕前にナポリへ売却。MFコビー・メイヌーは今季出番が減少し、FWマクトミネイと同じ7ゴールを決めていたFWマーカス・ラッシュフォードは今冬にアストン・ヴィラへレンタル移籍している。

今季のマンUはリーグ戦で昨季以上に酷い15位に終わったが、得点数は44ゴールと物足りない。昨夏はFWジョシュア・ザークツィーこそ獲得したものの、攻撃陣の補強が不十分だったのだ。リールからDFレニー・ヨロ、パリ・サンジェルマンからMFマヌエル・ウガルテ、バイエルンからDFマタイス・デ・リフト、DFノゼア・マズラウィ、今冬にMFパトリック・ドルグは獲得しているが、いずれもアタッカーではない。
今夏はすでにクーニャを確保し、ブレントフォードFWブライアン・ムベウモの獲得レースにも参戦している。同メディアはようやくマンUが攻撃陣の補強に動いてくれたと取り上げていて、本来は昨夏にやるべきだったと嘆く。

「昨夏に獲得した5人の新戦力のうち、3人はDF、1人は守備的MFだった。前線ではザークツィーが唯一の補強だが、彼1人でユナイテッドの得点力不足問題を解消できるとは到底思えなかった。クラブは本当に事態が好転すると思っていたのだろうか。もし本気で思っていたならば、昨季の結果には失望したことだろう。昨夏に前線を強化しなかったのは間違いであり、今夏はそれを修正しようとしている。長い時間がかかったが、ようやくユナイテッドは最大の問題に取り組み始めたようだ」

もちろんクーニャ1人で解決することはなく、他にもFWヴィクター・オシムヘンやヴィクトル・ギェケレシュなど実力者を加えていく必要がある。上位進出へ得点力アップは最大の課題であり、今夏に道筋を見つけられるか注目される。

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