2026年ワールドカップ北中米大会予選が各地で行われた。
出場枠が8.5枠あるアジアは、ストレートインできる残り1枠を巡ってオーストラリアとサウジアラビアが対戦。試合は2−1でオーストラリアが勝利し、アジアからの出場6カ国が決まった。アジアは10月に行われるアジア4次予選で2カ国が決定し、もう1カ国は11月のアジアプレイオフ、来年3月の大陸間プレイオフを勝ち抜けば確定する。なお、4次予選に進出国はUAE、カタール、イラク、オマーン、サウジアラビア、インドネシアの6カ国に決まった。
今年3月に始まった欧州予選は、グループGからLまでの6グループで予選が行われた。3月の予選で2連勝のノルウェーはこの6月シリーズでイタリア、エストニアと対戦。イタリアとの試合ではアトレティコ・マドリードのFWアレクサンデル・セルロートや、マンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドらの得点で3−0で快勝。続くエストニアとの試合はハーランドのゴールを守り切り1−0で勝利した。この結果4連勝を達成し7大会ぶりの本大会出場へ前進。一方初戦でノルウェーに完敗したイタリアは続くモルドバ戦を2−0で勝利するも、初戦の結果が響きルチアーノ・スパレッティ監督の解任が決定。この試合を最後に退任することとなった。
他のグループでは、グループGで予選突破最有力のオランダが、フィンランドとマルタを破り2連勝。グループKはイングランドがアンドラに1−0で勝利して開幕3連勝。グループLのクロアチアはジブラルタルとチェコに大勝し、こちらも開幕2連勝となった。
佳境を迎えた南米予選では、新たにカルロ・アンチェロッティ監督を迎えた4位ブラジルが、FWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで3位パラグアイに勝利。初陣となった5日のエクアドルとの試合では白星を飾れなかったが、この試合でついに新体制初白星を飾った。また7位ベネズエラとの勝ち点差が8ポイントに開いたことで、残り2試合を残して本大会の出場権を獲得した。前節そのブラジルに引き分けた2位エクアドルも本大会出場が決定。9位ペルーとの試合は0−0で引き分けるも、勝ち点を25に積み上げブラジルと同様に2大会連続5回目となる本大会の出場が決定した。
他の試合では5位ウルグアイがホームで7位ベネズエラに2−0で勝利し4位浮上。首位アルゼンチンと6位コロンビアの一戦はFWルイス・ディアスのゴールでコロンビアが先制し、さらにMFエンソ・フェルナンデスの退場もありコロンビアが数的優位に立つも、81分にアルゼンチンが追いつき1−1のドローに終わった。勝ち点10で最下位に沈むチリは8位ボリビアに0−2で敗れ、プレイオフ出場圏内の7位に入れる可能性が消滅。3大会連続でワールドカップ出場を逃すこととなった。
北中米カリブ海予選では2次予選が行われ、ホンジュラスやコスタリカ、ジャマイカといった国々が3次予選へ進出。6.5枠ある北中米予選ではワールドカップ開催国であるアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国を除いた残り3カ国を決める予選となり、今年の9月から11月まで行われる3次予選で3カ国を決定。4チームずつ3グループに分けて戦い、首位はストレートイン、2位の成績上位2チームは大陸間プレイオフに進出するというレギュレーションとなっている。なお、3次予選に進出した国はホンジュラス、バミューダ諸島、コスタリカ、トリニダード・トバゴ、キュラソー、ハイチ、パナマ、ニカラグア、ジャマイカ、グアテマラ、スリナム、エルサルバドルの12カ国に決まった。
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