2026年ワールドカップ北中米大会アジア最終予選の第10節が10日に行われ、グループC首位の日本はホームでインドネシアと対戦。試合は6−0で日本が大勝した。
すでにワールドカップ出場を決めている日本と4次予選に進出することが決まっているインドネシア。この試合は両チームとも今後に向けて新戦力など色々試す試合となった。試合は15分にMF鎌田大地のヘディング弾で日本が先制すると、その4分後にはMF久保建英が追加点。前半アディショナルタイムには再び鎌田が決めて日本が3−0で前半をリードする展開となった。後半に入っても日本は攻撃の手を緩めず追加点を挙げていき3得点。6−0で最終予選ラストマッチを大勝で飾った。
この結果にはインドネシアメディアも脱帽しており、『Cnn Indonesia』は「インドネシア、日本に6失点、枠内シュートゼロ」と見出しを打ち、「インドネシア代表は2026年ワールドカップ予選の最終戦で日本に完敗した。ガルーダチームは試合を通して枠内シュートを1本も打つことができなかった。これは今回の予選で最大の敗北となった」と日本に手も足も出せず完敗したと述べた。同じく『Bola』は「日本は本当に素晴らしいプレイを見せた。すでにワールドカップの出場権を獲得していたとはいえ、非常に印象的で攻撃的なプレイを見せた。森保一率いるチームに無難なプレイはなく、実際デビュー組や若い選手が大半を占めた「蒼きサムライ」は、非常に自由で創造的なプレイを見せ、インドネシアのゴールに脅威を与えた』と伝えた。
またこの試合で途中出場を果たしたインドネシアFWステファノ・リリパリーは「今日は0-6で負けてとても痛かった。全てにおいて日本が上回っていた。日本との試合は厳しいものになると予想していたが、彼らはとても良いクオリティーを持っていた」と日本を称賛した。
インドネシアは今回の最終予選で最下位のポット6からの選出でありながら、ワールドカップ出場本命国であったサウジアラビアに勝利したりと日本以外の国を苦しめた。途中でそれまで率いていたシン・テヨン監督を解任し、新たに迎えたパトリック・クライファート新監督の下では4試合で1勝1分2敗というまずまずの成績であったものの、4次予選進出というこれまでの成績を考えれば上出来の結果を残すことができた。10月から始まる4次予選だが、勝ち抜いて88年ぶりの本大会出場となるのだろうか。