デラップがチェルシーの“呪いの9番”を継承 歴代失敗例に名を連ねるのか

チェルシーに加入したデラップ Photo/Getty Images

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運命背負う

リヤム・デラップが、チェルシーで“呪いの背番号”とされる「9番」を背負うことが決まった。イプスウィッチとの契約にあったリリース条項が行使され、移籍金は3,000万ポンド。プレミアリーグ昇格からわずか1年での降格を経験したが、即座にトップリーグへの復帰を果たした形だ。

この「9番」は、チェルシーにおいて歴代の名だたるストライカーたちを苦しめてきた“曰く付き”の背番号である。最後にこの番号を着けたのはピエール・エメリク・オーバメヤンだったが、プレミアリーグでわずか1得点に終わった。その他にもロメル・ルカク、アルバロ・モラタ、フェルナンド・トーレス、ゴンサロ・イグアイン、ラダメル・ファルカオ、エルナン・クレスポ、マテヤ・ケジュマンといった大物FWがこの番号とともに不振に沈んできた。

さらに過去には、スティーブ・シドウェルやカリド・ブラルーズといった本職がFWではない選手までもが「9番」を背負っていたというのだから、この番号にまつわる“呪い”はファンの間でも広く知られている。
イングランドU-21代表として欧州選手権に臨んでいるデラップは、大会後に短い休暇を挟み、エンツォ・マレスカ監督率いるカンファレンスリーグ王者チェルシーと合流。2025-26シーズンはチャンピオンズリーグ出場も控えており、新天地での活躍が期待されている。

果たして若きストライカーは、重すぎる“9番”の呪縛を打ち破ることができるのか。注目が集まる。

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