プレミアリーグ昇格に暗雲 レスター・シティ財務規定法違反で起訴

財務規定法違反で起訴されたレスター・シティ photo/Getty Images

現在チャンピオンシップ2位

英プレミアリーグは財務規定法違反で、レスター・シティを起訴したようだ。プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に違反したという。英『BBC』が伝えている。

収益性と持続可能性に関する規則(PSR)は、チームの資金力以上の支出を禁止することを目的としており、プレミアリーグのクラブは3年間で1億500万ポンド(約200億円)を超える損失ができないことになっている。レスター・シティは2022年5月までの12カ月で、9250万ポンド(約178億円)の損失があり、さらにその前期は3310万ポンド(約67億円)の損失があったという。

レスター・シティは声明を発表し、以下のように述べた。
「レスター・シティは今日プレミアリーグがとった行動に驚いている。クラブが現在プレミアリーグではないが、今回の告発の対象となっている事項に関してプレミアリーグと建設的に関与しようとしているにもかかわらず、プレミアリーグが今になって私たちを告発することを選択したことに非常に残念に思っている」

現在、レスター・シティはイングランド実質2部のチャンピオンシップで2位につけ、来季のプレミアリーグの昇格も十分に期待できる。プレミアリーグから処分に関する発表はまだないが、昇格のかかるこの大事な時期に、勝ち点剥奪ともなれば影響は必至だ。

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