得点数がここ15年で“最悪”に アトレティコの得点力不足が深刻だ

今季なかなか調子の上がらないアトレティコ photo/Getty Images

思うように伸びぬゴール数

スペイン強豪のいったいどうしてしまったのだろうか。アトレティコ・マドリードの調子が上がってこない。

先日はスペイン国王杯の3回戦で2部のクルトゥラル・レオネサにまさかの逆転負けを喫したアトレティコ。続く現地時間26日のリーグ戦第21節レガネス戦にもスコアレスドローと、直近の公式戦3試合は1分2敗の戦績だ。これで順位も来季チャンピオンズリーグ出場圏外の5位まで下降。開幕前に大補強を敢行し、レアル・マドリードとバルセロナに挑むはずだったチームは完全に勢いを失ってしまっている。

その主な原因として考えられるのは、やはり深刻な得点力不足か。今季ここまでのチーム得点数はわずか「22」。これはリーグワースト5位タイの数字だ。いくら堅守速攻が売りのチームとはいえ、あまりにも寂しすぎる得点数だろう。そんな中、スペイン『MARCA』が少し嫌なデータを紹介している。
そのデータとは、無得点試合の多さだ。アトレティコは今季ここまで公式戦30試合を戦って、無得点に終わったのが9試合。実に30%もの確率で彼らは相手に完封を許してしまっているのだ。同メディアによると、これは同クラブにおいて2004-05シーズン以来の不名誉な記録だという。つまり、今季のアトレティコはここ15シーズンで“最悪”の攻撃をしているということになる。

開幕前にエース級の活躍が期待されていたジエゴ・コスタは頸椎椎間板ヘルニアで長期離脱。ベンフィカから大きな期待を背負ってやってきたジョアン・フェリックスも時折光るプレイこそ見せるが、未だリーグ戦2得点でゴール量産とは程遠い。アルバロ・モラタこそ7得点とそれなりに結果を出しているものの、なかなか獲るべき人がゴールを奪えていない印象は強い。

はたして、得点力不足にあえぐアトレティコはここから本来の調子を取り戻すことができるのだろうか。復活が待たれる。

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