BBCの後継者確保へ ユヴェントスがポルトガルへスカウトを派遣

ベンフィカでプレイするルベン・ディアス photo/Gettyimages

逸材発掘なるか

視線はポルトガルの若き才能に向いているようだ。今季もイタリアにおいて盤石の戦いぶりを披露しているユヴェントス。残り12試合で2位ナポリとの勝ち点差は16にまで広がり、8連覇も時間の問題となっている。しかし、CBに怪我人が続出し慌ててマルティン・カセレスを獲得する非常事態も発生した。守備版BBCとも呼ばれるボヌッチ、バルザーリ、キエッリーニのトリオは強固な守備を形成することで有名だが、あまりに強力な鉄板トリオといえどもそろそろ世代交代に着手する時期が来ているのかもしれない。

伊『calciomercato』によると、ユーヴェは2日に行われるポルト対ベンフィカの試合にスカウトを2名派遣したようだ。ターゲットとなっているのはベンフィカのDFルベン・ディアスとMFジョアン・フェリックス、ポルトのDFエデル・ミリトンだという。

最大のお目当てはベンフィカのルベン・ディアスだ。ベンフィカの下部組織出身のディアスはロシアW杯でポルトガル代表にも選出された21歳。残念ながらW杯での出場機会は得られなかったものの、17-18シーズンのポルトガルリーグ新人王を獲得した新進気鋭のCBであり、186cmと恵まれた体格もあってかパワフルな守備と競り合いの強さはリーグ屈指と言える。ジョアン・フェリックスは19歳のMFで世代別のポルトガル代表に名を連ねる。C・ロナウド2世と称されるアタッカーで、本人も彼と一緒にプレイしたいと公言している。ポルトのエデル・ミリトンはブラジル出身で、冬にレアル・マドリードの補強リストに載ったと報じられたDF。本職のCBに加え、右SBやボランチもこなすユーティリティプレイヤーだ。


ユヴェントスは昨季までクラブの顔だったブッフォンをパリ・サンジェルマンへの移籍で失った。クリスティアーノ・ロナウドを獲得したものの彼も現在34歳とベテランの域に達しており、年齢的に何年も活躍することは難しいだろう。はたしてロナウドがいるうちに次世代のバンディエラとなりえる逸材を確保することはできるのだろうか。

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