ヴェンゲルがいればアーセナルに残っていた 天才が明かす恩師への思い

ウィルシャーとヴェンゲル photo/Getty Images

今夏17年の旅に終わり

アーセン・ヴェンゲルの退任でアーセナルは1つの時代に区切りをつけたわけだが、ヴェンゲルの退任と同時に自身もアーセナルでの生活に区切りをつけようと考えた選手がいる。今夏ウェストハムに移籍したジャック・ウィルシャーだ。

イングランド屈指の天才と言われたウィルシャーは、下部組織時代も含めればアーセナルに17年も在籍した特別な選手だ。怪我による離脱が多かったが、ヴェンゲルはそれでもウィルシャーのことを信頼していた。

英『TalkSport』によると、ウィルシャーはヴェンゲルが指揮官の座に留まっていれば今でもアーセナルに残っていたはずと主張する。ウナイ・エメリ体制に代わることが退団への決め手となったようだ。
「もしアーセンが残っていれば、僕も残っただろう。なぜなら彼は僕のキャリアに影響を与えたし、信頼もしてくれていた。キャプテンマークもくれたし、大いにリスペクトしてくれたんだ。だから僕も留まっただろう。ただ、彼が去って状況が変わった。クラブは新たな時代へ向かうことになり、同時に僕も去る時だったんだと思う」

ウィルシャーがフィットしている状態ならば、エメリ体制でもポジションを確保できたかもしれない。しかしウィルシャーにとってはヴェンゲルが続けるかどうかが何より重要だったようだ。

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