ルカクに2度もやられたリヴァプールDFに批判は避けられず クラブOB「もっと頭を使わないと!」

ルカクと競り合うロヴレン photo/Getty Images

空中戦で2度やられる

ロメル・ルカクがデヤン・ロヴレンとの空中戦を制して後方にボールを流し、それをマーカス・ラッシュフォードが決める。10日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールの一戦で生まれたラッシュフォードの2得点は、まるでリプレイを見ているかのように同じ流れだった。GKダビド・デ・ヘアのキックからスタートしたところも同じで、ルカクらしさが出た2得点と言える。

ルカクが屈強なセンターフォワードなのは誰もが知るところだが、さすがに2度も自由を許したとなればリヴァプールDFロヴレンに批判が集中するのは当然だ。ロヴレン、そして中央への寄せが甘かった右サイドバックのトレント・アレクサンダー・アーノルドの両名はマンUのターゲットにされ、ここから決定的な2得点が生まれてしまった。

英『sky SPORTS』によると、元リヴァプールDFジェイミー・キャラガー氏も同じセンターバックを務めた者としてロヴレンの苦労を理解している。ルカクほどのFWとやり合うのは簡単ではない。しかしキャラガー氏はもう少し頭を使って対応してほしかったようで、自身の経験を踏まえ次のように語っている。
「私は空中戦で最も強いという選手ではなかったから、私ならサミ・ヒーピアに役割を代わってくれと言うね。頭を使わないといけないよ。ロヴレンはまたやられたし、ルカクの方が自身より強いことを受け入れないとね。頭を使わないと!」

ロヴレンは全く同じような形でルカクにやられてしまい、対応に工夫がなかったのは事実だ。同じパターンを2度喰らうのは大問題で、強引にファウルをしてでも止めるべきだった。相棒のフィルジル・ファン・ダイクはルカク相手に良い対応を見せていただけに、悔やまれる形での2失点となってしまった。


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