広島、アジア王者・浦和撃破で開幕2連勝 城福監督「アウェイで逆転できたのは大きな自信」

今季から広島を率いる城福監督 photo/Getty Images

開幕戦よりも少し進歩

サンフレッチェ広島は4日、明治安田生命J1リーグ第2節で浦和レッズと対戦した。敵地で先制点を奪われる苦しい展開となったが、後半に2点を奪い返し、2-1で逆転勝ち。開幕2連勝を飾り、3年ぶりの王座奪還へ向けて好発進を決めた。

試合後、インタビューに応じた広島の城福浩監督は「今日は広島から約2200名ものサポーターが来てくれたと聞いている。彼らの思いをかなえられて本当に良かった」と述べつつ、試合を「前半は少しボールは持たれたが、決定的に崩されるシーンは少なかったように思っていた。ただ、最後のところで我々の左サイドを崩されて嫌な時間帯に点を取られた。後半は選手がもう一度気持ちをリセットしてよく戦ってくれたと思うし、何よりも追加点を取られずに我慢しながら自分たちの目指しているサッカーをやろうとしてくれた90分だったという意味では、開幕戦よりも少し進歩したかなと思う。浦和レッズという素晴らしいクラブに対し、アウェイで逆転できたのは大きな自信になる」と振り返った。クラブの公式サイトが伝えている。

さらに質疑応答の際には「チームに植え付けようとしていることはどれぐらい浸透しているか」の質問に対して、「一番考えないといけないのは、このチームの最大値を出すこと。今現在のメンバーで最大値は何なのかと。メンバーあるいはサブも含めて、ピッチに出た選手が各々の特長を消さないようにしながらボールを握るということはどういうことなのか。それを我々は追求している」とコメント。その上で「そういう意味では、『カウンターが迫力がある』というふうに見ていただいたのであれば、それは今起用しているFWの特長がそういうことなので、そこは消したくない。だけれども、それだけにはなりたくない。今日は90分というスパンで見た時には、少しだけでも両方見せられたと思っている」と明かしている。
アジア王者の浦和を撃破し、勢いに乗る広島。この調子で白星を積み重ねていくことができるのか。

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