レヴァンドフスキに次ぐ得点力の男がドイツ代表に呼ばれない? 今季猛アピールする”五輪得点王”に注目

フライブルクで躍動するペテルセン photo/Getty Images

中堅クラブながら得点ランク3位に

優秀なタレントが揃うドイツ代表は2018ロシアワールドカップに誰を召集すればいいのか。代表監督のヨアヒム・レーヴも頭を悩ませていることだろう。

そのレーヴをさらに悩ませる存在が今季のブンデスリーガに現れた。フライブルクに所属するFWニルス・ペテルセンだ。29歳のペテルセンは今季リーグ戦で12得点を記録しており、これは得点ランク3位の数字だ。2位は今冬にアーセナルへ移籍したピエール・エメリク・オバメヤンとなっているため、実質は2位と言ってもいいかもしれない。あと2点獲ればペテルセンはオバメヤンを超えることになる。

ブンデスリーガ公式は、ペテルセンもドイツ代表に呼ばれるべきではないのかとの見方を示している。ペテルセンはこれまで世代別代表に選ばれた経験は持っており、2016年のリオデジャネイロ五輪ではオーバーエイジの1人として出場。セルジュ・ニャブリとともに6得点を挙げて得点王に輝いているのだ。
しかし、A代表には縁がない。現在はライプツィヒのFWティモ・ヴェルナーが成長し、ヴェルナーはロシアの地でドイツ代表の最前線を務めることになると考えられている。それでもペテルセンの方が今季の得点数は上回っており、召集されるにふさわしいタレントと言えるはずだ。

また最近はバイエルンに復帰した大型FWサンドロ・ヴァーグナーのドイツ代表入りも話題となったが、ロベルト・レヴァンドフスキのバックアッパーであるヴァーグナーはクラブでの出場機会が多いわけではなく、得点数も6に留まっている。

29歳のペテルセンにとってはロシア大会が最後のチャンスになると考えることもできるが、レーヴはブンデスリーガの得点ランクを見て何を思うのか。フライブルクは13位と苦戦しており、チーム全体の得点数も25だ。12得点のペテルセンはそれの約半分を稼いでおり、決定力の高さは評価されるべきだろう。


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