得点を決めたのは下位チーム相手ばかり…… ”メッシ2世”ディバラの実力は本物なのか?

ユヴェントスのディバラ photo/Getty Images

もがく天才アタッカーに英メディアが鋭く切り込む

ユヴェントスでプレイするFWパウロ・ディバラは、次期バロンドール候補にも挙げられるほど高い評価を受けている選手だ。アルゼンチンではリオネル・メッシ2世と信じる人も多く、若き天才レフティーはすっかりワールドクラスの選手と呼ばれるようになった。しかし、ディバラは本当に優れた選手なのだろうか。英『BBC』が鋭く切り込んでいる。

ディバラは現在セリエAの得点ランキング3位(14得点)につけているが、得点のほとんどは開幕直後に稼いだものだ。今季開幕当初はメッシと変わらぬペースで得点を量産しており、覚醒のシーズンかと思ったサポーターも多いだろう。しかし、ディバラはそこから急ブレーキがかかってしまった。指揮官マッシミリアーノ・アッレグリがディバラをベンチスタートにさせる事態にまでなり、同メディアは一貫性の部分で大きな疑問があると指摘している。

また、得点を決めた相手が下位チームばかりなのも気がかりだ。今季ディバラが得点を決めた相手は、現在セリエAで19位のヴェローナ、17位のSPAL、16位のカリアリ、15位サッスオーロ、14位ジェノア、13位キエーヴォ、10位トリノ、6位サンプドリアだ。現時点での順位ではトリノとサンプドリアのみが10位以上のチームとなっており、ラツィオやナポリといった上位陣相手には目立った働きができていない。チャンピオンズリーグでも今季は1点も挙げていない。

同メディアはディバラがプレッシャーのかかるビッグマッチでは実力を発揮できなくなっていると分析しており、メンタルの弱さを指摘する。ここはメッシやクリスティアーノ・ロナウド、同世代のネイマールなどと違う部分と言えるかもしれない。

ただし、同メディアは環境に恵まれていない部分もあるとフォローもしている。所属するユヴェントスはセリエA王者の強豪クラブだが、ナポリやバルセロナと比べて流動性の欠けたサッカーをしている。前線の選手にも自陣まで下がって守備をすることが求められ、それがディバラに100%合っているのかは微妙なところだ。それこそバルセロナでメッシと同じような役割を担っていれば、もっと多くの得点を決めていた可能性もある。今季はアッレグリがシステムに何度か手を加え、それによってディバラの得意とするポジションが無くなってしまうこともあった。

ディバラも24歳を迎えており、もう若手とは呼びにくい。世界のトップに立つことを目指すならば、パフォーマンスの波が激しいのは好ましくない。一貫性、メンタルの強化は課題であり、今季後半戦にフォームを改善できなければ次期バロンドール候補との評価も怪しくなってくるはずだ。チームスタイルが100%合っていない場合は、近い将来に移籍を考慮するのも手かもしれない。

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