クロップ監督、コウチーニョ退団で悔しさ吐露「あらゆる手段を尽くしたが……」

試合後にコウチーニョとハグをするクロップ監督 photo/Getty Images

「とても不本意なことだ」

ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、リヴァプールからバルセロナへ移籍することがついに発表された。リヴァプールの指揮官を務めるユルゲン・クロップ監督が、同選手について口を開いた。

2013年にリヴァプールへ加入して以降、チームの主力として活躍しているコウチーニョ。今季もここまで公式戦20試合に出場して12ゴール9アシストを記録しており、チームになくてはならない存在となっていた。同選手の退団に伴い、リヴァプールの公式サイトを通じてクロップ監督は「チームとしてもクラブとしても、良き友人であり、素晴らしい人間であり、ファンタスティックな選手でもあるコウチーニョに別れを告げる準備をすることは、とても不本意なことだ」と悔しさをにじませた。

そして「最初にバルセロナが関心を示した7月以降、フィリペがこの移籍を望んでいたことは秘密ではなかった。私やオーナー、チームメイトにも、この移籍が実現することを切望していたよ」と明かしている。
さらに「我々はクラブとして、スペインへ行くことよりもリヴァプールに残ることが魅力的だと説得するために、あらゆる手段を尽くした。リヴァプールのサポーターたちに、これだけは言うことができる」と述べた上で「だが、彼はバルセロナに所属することが未来に繋がると、100%確信していたんだ。それは彼の夢でもあったからね。私は現時点で、彼の心を変えることができないと感じたよ」とコメントした。

しかし、クロップ監督は「サポーターが失望しているのも理解できる。でも選手が入団したり、退団したりするのがサッカー。クラブはこれまで重要な選手を失っても進化し続け、十分な強さを保ってきた。我々はこのような瞬間を乗り越え、これからも前へ進んで行く」と飛躍を誓っている。

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