ここ数シーズンは怪我に苦しんできた内田
ブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンは2日、同クラブに所属していたDF内田篤人が、J1の鹿島アントラーズへ移籍することになったと発表した。
現在29歳の内田は、2006年に鹿島アントラーズでプロとしてのキャリアをスタートさせると、クラブ史上初となる高卒ルーキーでの開幕スタメンを飾っている。以後、チームの主力として活躍し、2007年シーズンからJ1の3連覇に貢献した。そして、2010年夏に満を持して海外挑戦を決断し、ブンデスリーガ1部のシャルケへ加入。7シーズンに渡って同クラブでプレイし、キャリアの後半は怪我で苦しい時期を過ごしたが、チャンピオンズリーグのベスト4進出やDFBポカールに貢献していた。
しかし、怪我などの影響もあり今夏の移籍市場で長年過ごしたシャルケを離れ、出場機会を求めてウニオン・ベルリンへ移籍した内田。新天地でも怪我などで思うような出場機会を得られず、2010年以来7年半ぶりのJリーグ、そして古巣鹿島への復帰が決まった。
ウニオン・ベルリンの強化部長を務めるヘルムート・シュルテ氏はクラブの公式サイトを通じて「残念ながらアツトは、彼の持つポテンシャルを示すことができなかった。彼は母国へ戻ることを強く願い、我々は会談を行なった。我々は彼がベストを尽くせることを願っている。再び積極的な攻撃が見られることもね」とコメントしている。