ケインがシアラー、メッシまで超えた! 驚異の2試合連続ハットで記録を塗り替える

ハットトリックを達成したケイン photo/Getty Images

バーンリー戦に続くハットトリック

26日に行われたトッテナムとサウサンプトンの一戦では、トッテナムFWハリー・ケインがプレミアリーグ年間得点数の新記録を打ち立てるかどうかに注目が集まっていた。試合開始前の時点で、ケインは2017年のリーグ戦得点数を36としていた。これはシアラー氏がブラックバーンに所属していた1995年に記録した得点数と同じなのだ。それを年内最終戦のサウサンプトン戦で超えられるのかイングランド中が注目していた。

しかも今回の相手であるサウサンプトンは、ここ10試合でわずか1勝と大苦戦しているチームだ。レスター・シティに0-3で敗れるなど、堅守が崩壊する場面も目についた。ケインにとっては絶好のチャンスと言えたかもしれない。

そのケインは特別な緊張を感じている様子もなく、あっさりとシアラー氏の記録を更新する。22分、クリスティアン・エリクセンのフリーキックに頭で合わせてゴールネットを揺らし、トッテナムが先制。このゴールでケインは年間プレミアリーグ得点数を37に伸ばし、記録更新となった。
さらに39分、ソン・フンミンの折り返しを左足で押し込んでこの試合2点目。サウサンプトンは日本代表DF吉田麻也を中心に何とか守ろうと奮闘していたのだが、デル・アリ、エリクセン、ソン・フンミン、ケインを中心とするトッテナム攻撃陣にまるで対応できなかった。

また、ケインはこの得点で2017年全体の得点数を55に伸ばした。これはバルセロナFWリオネル・メッシの54得点を上回り、欧州五大リーグの年間得点ランキングでも1位となった。シアラー氏の記録に加えてあっさりメッシも上回ったのは驚きで、ケインがいかに優れたストライカーかを証明している。

その後もトッテナムの勢いは止まらず、後半に入ってからは49分にデル・アリがミドルシュート、その2分後にはソン・フンミンがカウンターから追加点を記録して4-0。またもサウサンプトンの守備が崩壊してワンサイドゲームとなった。

そして67分、再びケインが魅せた。味方のスルーパスに抜け出すと、すぐにシュートを打つと見せかけて吉田をかわし、最後は左足でフワリと浮かしてゴール。前節のバーンリー戦に続くハットトリック達成となり、これで2017年のハットトリック回数は驚異の8回となった。

サウサンプトンもソフィアン・ブファル、デュサン・タディッチの得点で2点を返したものの、5-2でトッテナムが勝利。2失点は気になるところだが、トッテナムは勝ち点3とケインの得点記録更新を達成することができた。非常に良い形で2017年を終えたと言えるだろう。

[スコア]

トッテナム 5-2 サウサンプトン

[得点者]

トッテナム:ハリー・ケイン(22、39、67)、デル・アリ(49)、ソン・フンミン(51)

サウサンプトン:ブファル(64)、タディッチ(82)





参照元:twitter

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