「ミランのユニフォームにもっとリスペクトを」 ガットゥーゾが若手FWに喝

ミランを指揮するガットゥーゾ photo/Getty Images

大苦戦の新戦力に満足せず

現役時代は熱いハートでミランを支えてきたジェンナーロ・ガットゥーゾだが、指揮官としては苦しいスタートとなってしまった。

ガットゥーゾは成績不振を理由に解任されたヴィンチェンツォ・モンテッラに代わってミランの指揮官に就任したものの、初陣となったベネヴェント戦は試合終了間際に相手GKにゴールを許すという珍しい形でドローに終わった。続く7日にはヨーロッパリーグ・グループステージ最終節でリエカと対戦したが、こちらは0-2でまさかの敗北を喫してしまった。

ミランはすでに決勝トーナメント進出を決めていたため、リエカ戦に敗れても問題はない。ガットゥーゾも主力の一部を休ませており、テストの意味合いもあったはずだ。しかし、やはり黒星は印象が悪い。伊『Calciomercato』によると、ガットゥーゾもこの結果に落胆している。
「メンタルの部分でリアクションを起こすことができなかった。このチームは何かネガティヴなことがあると消えてしまうんだ。普段あまりプレイしていない選手にチャンスを与えようとしたんだが、上手くいかなかったね」

また、批判の矛先は先発出場したFWアンドレ・シウバにも向いた。アンドレ・シウバはポルトガル代表でこそ得点を量産しているものの、今夏加入したミランではリーグ戦で無得点が続くなど大苦戦だ。ガットゥーゾはミランのユニフォームを着てプレイすることをもっとリスペクトすべきと語り、パフォーマンスに満足していない。

「我々は彼の価値を分かっているし、ポルトガル代表で多くのゴールを決めている。しかし、ミランの一員としてカップ戦を戦うからにはもっと貢献しないとね。彼はまるで部外者のように見えたよ。ミランのユニフォームを着ることをもっとリスペクトしないといけない」

現役時代からガットゥーゾは周囲にも厳しい選手だったが、指導者になってもその情熱は消えていないはず。今回はアンドレ・シウバに満足しなかったようで、今後メンタルを叩きなおされることになるかもしれない。

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