次期バロンドール候補と言われながら19位…… コンテが語るアザールとC・ロナウドらとの違い

才能を高く評価されるアザール photo/Getty Images

世界最高になるために欠けているもの

近い将来バロンドールを獲得できるだけの実力がある。チェルシーMFエデン・アザールはそう言われ続けてきた。しかし先日発表されたバロンドール2017を制したのはまたしてもレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドで、アザールは何と19位だった。次期バロンドール候補とされながらトップ10にすら入れなかったのは何とも残念な結果だ。

アザールに必要なのは、さらに勝利を求めるハングリー精神なのだろう。英『Independent』によると、チェルシーの指揮官アントニオ・コンテはロナウドやリオネル・メッシ、ネイマールらは常に勝利に飢えていて、その姿勢をリスペクトしているとコメント。アザールにも能力があることは認めているが、ロナウドらを見習うべきと感じているようだ。

「ロナウドらはどんな瞬間でもハングリーなんだ。1点決めたら、2点目、2点目を決めたら3点目を求める。彼らはハングリーで、それこそがスペシャルな理由なんだ。彼らは勝利を求めている。彼らにとって過去は問題じゃない。勝って、勝って、勝って、勝ち続けることを望んでいるんだ。私が彼らをリスペクトする理由はそこにあり、彼らはそのレベルを維持するためにハードワークしなければならない。これはタフなことだよ。エデンはこうした巨人たちに挑むだけの特長を持っている。だからトライしなければならないんだ。彼にはポテンシャルがあるけど、これを超えるのは簡単じゃないね」
結局2008年からスタートしたロナウドとメッシのバロンドール支配は10年を迎えた。10年も世界トップレベルでいることは簡単なことではない。彼らの才能はもちろんだが、飽くなき向上心と常に勝利を求めるハングリーさこそ最大の強みなのだろう。

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