勝ち点差9をひっくり返すのは簡単ではない
開幕から11試合消化した時点で勝ち点差は9。現在プレミアリーグで4位につけるチェルシーは、早くも首位マンチェスター・シティと差をつけられてしまっている。昨季もチェルシーは序盤戦で躓き、そこから驚異の立ち直りを見せてリーグ制覇を果たした。ところが、今季のマンCの強さは別格だ。昨季のように追い上げできるほど簡単な相手ではない。
英『TalkSport』によると、チェルシーを指揮するアントニオ・コンテもそれを理解している。コンテは残りのゲームを全勝することがマンCに追いつく最低条件とまで捉えているようで、夏の補強の時点からマンCのことを気にかけていたことを明かしている。
「彼らを捉えるなら、残り全試合に勝たなければならない。タイトルを争うには勝利を続けて勝ち点を落とさないことが何より重要なんだ。今夏から彼らを不安視していたよ。彼らは全ての面で上手くやっている。ピッチ上だけでなく、ピッチの外でもだ。彼らは全てを勝ち取りに行けるんだ」
チェルシーは今夏補強策が迷走したと指摘されているため、コンテにとってはマンCの贅沢な補強を羨ましく思えるのかもしれない。全く負ける気配を感じさせないマンCに追いつくのは非常に困難だが、チェルシーは昨季王者としての意地を見せられるか。