ドイツに続くのはイングランドか
2014ブラジルワールドカップを制したドイツ代表は、優秀な若手選手が次々と出てきていることが大きな強みになっていた。今では世界トップレベルのチームを2つ、あるいは3つほど作ることが可能で、前回大会優勝メンバーをも脅かしている。
それと似たような状況になりつつあるのがイングランド代表だ。イングランドではデル・アリやハリー・ケインなどが伸びているが、それよりも下の世代が結果を出している。今夏にはU-20ワールドカップを制覇し、U-19欧州選手権、U-17ワールドカップまで制した。この勢いに元ドイツ代表ローター・マテウス氏も恐れを抱いている。
英『Express』によると、同氏は「私は今のイングランドに恐怖しているんだ。イングランドサッカー界には偉大なる未来がある。多くの優秀な若いチームを見てきたし、全てのポジションにエクセレントな選手が揃っている。U-17の選手たちなどは来年のワールドカップは早すぎる。だが、イングランドには未来があるよ」とコメントしている。
10日に行われたドイツ代表との親善試合では20歳のFWタミー・アブラハム、21歳のMFルーベン・ロフタス・チーク、23歳のGKジョーダン・ピックフォードが代表デビューを飾っており、今後もどんどん下の世代からA代表に選手が送り込まれてくるのだろう。
ドイツは若手の育成をベースに世界のサッカーを支配したが、それに続くのはイングランドなのかもしれない。