エースの不調によりチームも苦戦か
今季、思うような結果を残すことができていないアトレティコ・マドリードが、ナポリのベルギー代表FWドリース・メルテンスの獲得を画策しているようだ。
リーガ・エスパニョーラ第11節を終えた時点で無敗をキープするも、6勝5分と引き分けが多く、うまく勝ち点を積み上げられていないアトレティコ。4位につけているが、首位バルセロナとの勝ち点差はすでに「8」となっている。さらに、4年連続でベスト8入り(2度の準優勝)を果たしているチャンピオンズリーグでも苦戦を強いられ、3分1敗でグループCの3位となっており、グループステージ敗退のピンチに立たされている。
その原因のひとつとされているのが、エースの絶不調。アトレティコへ加入して以降、ゴールを量産し絶対的ストライカーとして君臨してきたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだが、今季は公式戦13試合に出場してわずか3ゴールにとどまっている。
こういった状況の中、アトレティコが白羽の矢を立てたのがメルテンスだ。昨季、ナポリで「ゴールハンター」としての能力を開花させ、セリエAで28ゴールを記録。今季もリーグ戦第12節を終えた時点で10ゴールを挙げ、セリエA屈指のストライカーとなっている。伊『Repubblica』などによると、現状を打開するためだけでなく、移籍市場のたびに退団が噂が噂されるグリーズマン、さらにヤニック・カラスコやケビン・ガメイロらの将来も不透明のため、補強を行おうしているようだ。
今夏の移籍市場でも人気株だったメルテンスだが、最終的にナポリ残留を決断した。はたして、アトレティコは彼の心を動かすことができるのか。