またもアンチェロッティに苦言のボアテング「何の説明もなくPSG戦のメンバーから外された」

ハインケス監督の下で出場機会を増やしているボアテング photo/Getty Images

選手との確執が浮き彫りとなったアンチェロッティ氏

今季のブンデスリーガ第11節終了時点で、2位との勝ち点差4の首位に立っているバイエルン・ミュンヘン。今季序盤の出遅れやUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節(パリ・サンジェルマン戦)での完敗を受け、カルロ・アンチェロッティ監督の解任に踏み切った同クラブだが、ユップ・ハインケス新監督の下で上々の戦いぶりを披露している。

こうした状況のなか、ハインケス新監督の下で出場機会を増やしたDFジェローム・ボアテングがアンチェロッティ前監督との関係について言及。前述のパリ・サンジェルマン戦での自身の起用法に不快感を露わにした。独『Kicker』(ドイツ語版)が伝えている。

「僕を含む5人の主力選手がパリ・サンジェルマン戦の開始1時間半前に呼び出されて、突然アンチェロッティ監督から起用しない旨を伝えられたんだ。これといった説明もなくメンバー外にされたから、みんなショックを受けていたよ。(新監督の)ハインケスはその選手の怪我の具合も含め、常に選手たちのことを気にかけてくれるんだ。そういった人間味こそが彼の成功を支えているんだと思う」
自身を冷遇するアンチェロッティ前監督に「移籍を考えたくなるような起用法」と吐き捨てたことで知られるボアテング。アクの強いスター選手の扱いに定評があり、解任後も選手たちとの確執の噂を否定していたアンチェロッティ前監督だが、少なくとも自身の人選への不満がボアテングを含む主力選手に蔓延していたことが証明されたと言っても差し支えないだろう。今後もハインケス監督が巧みにローテーションを駆使し、全選手のモチベーションを引き出せるかに注目したい。

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