バルサ時代を回想
特殊な哲学を持つバルセロナは、近年センターバックの獲得で苦労してきた。なかなかクラブの要求に応えられる選手が存在しなかったのだが、2009年にシャフタール・ドネツクから獲得したDFドミトル・チグリンスキーもその1人だ。
バルセロナにとって最悪の補強の1人ともいわれるチグリンスキーは、ジョゼップ・グアルディオラ率いるチームで満足な働きができなかった。そのチグリンスキーがスペイン『Cadena SER』に対し、バルセロナでの難しい時間を振り返っている。
「バルセロナは全くの別世界だった。メッシやイブラヒモビッチがいて、そのレベルには驚かされたよ。チームの一員になったのはアメイジングなことだったけど、僕に支払われた2500万ユーロの移籍金はプレッシャーだった。適正価格ではなかったからね。もっとチームに適応するための時間が必要だったんだけど、上手くいかなかった。カンプ・ノウが僕に野次を飛ばした時は驚いたね。応援してくれていた5分後に野次が飛んでくるのは理解できなかったよ」
また、チグリンスキーはバルセロナのライバルクラブであるレアル・マドリードに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドについても言及。ロナウドとリオネル・メッシを比較し、後者の方が良い選手だと語っている。
「クリスティアーノは優れた点取り屋だが、彼は世界最高ではない。彼は自己中心的だからね。メッシは違うよ。彼は常にチームのことを考えているんだ」