自身の後輩を語る
2014年にリヴァプールからバルセロナに移籍したFWルイス・スアレスが、今夏同じルートを辿る1歩手前の状態だったMFフィリペ・コウチーニョについてコメントしている。
コウチーニョは今夏バルセロナが強い関心を示していたタレントだが、リヴァプール側が売却を拒否したために移籍は実現しなかった。リヴァプールとしては攻撃の要を守り切った格好となったわけだが、スアレスはコウチニョの気持ちがバルセロナ移籍にあったはずと確信しているようだ。
スペイン『Mundo Deportivo』によると、スアレスは元チームメイトのコウチーニョを野心的な選手と評価しており、バルセロナ移籍を望んでいたはずだとコメントしている。
「彼とは一緒にプレイしてきたから、人としてもフットボーラーとしても知っている。でもみんな彼が何ができるのか知っているよね。彼はこれまで非常に高いレベルでプレイしてきた選手だ。間違いなく彼はバルセロナに来たかったと思う。彼は野心のある選手で、どの選手もバルサには来たいものだからね。彼は複雑な事態を経験したけど、プロフェッショナルとして自身がどれだけ良い選手なのかを証明しているよ」
確かにコウチーニョの気持ちがバルセロナに向かっていた可能性は高く、リヴァプール残留は希望通りの結果ではなかったのかもしれない。ただ、スアレスの発言をリヴァプールのサポーターはどう思うだろうか。英『TalkSpots』はスアレスの発言について「リヴァプールサポーターの怒りを買うかもしれない」と伝えており、自身と同じルートを勧めんとするスアレスの発言の影響を気にしている。仮にリヴァプールが今後もタイトルと無縁のシーズンを続けるのであればコウチーニョの気持ちは強豪クラブ移籍へと向くだろう。