もう守備だけではない 得点力もアップしたレアルの”マケレレ2世”

レアルのカゼミロ photo/Getty Images

重要な場面で得点を記録

トニ・クロース、ルカ・モドリッチの天才2人を後方から支える仕事人とのイメージだったレアル・マドリードMFカゼミロが確かな成長を遂げている。昨季もカゼミロの高い守備力はチームに欠かせないもので、ジネディーヌ・ジダン率いるチームの中でも影のMVPとされてきた。

そのカゼミロの特徴といえば驚異のボール奪取力にあるが、スペイン『as』はこの1年を通して攻撃参加もできるボックス・トゥ・ボックスの選手に変化しつつあると伝えている。カゼミロはあくまで守備を最優先する選手だが、今季はここまで3得点を記録。これはクリスティアーノ・ロナウド(8得点)、マルコ・アセンシオ(7得点)、イスコ(5得点)に次いで4番目に多い数字だ。2017年全体で見るとロナウドが34得点、イスコが14得点、アセンシオとカリム・ベンゼマが11得点、今夏にクラブを去ったアルバロ・モラタが10得点、カゼミロはそれに次いで多い9得点を記録している。

これまではチェルシーに所属するエンゴロ・カンテと比較されたり、レアルを支えた元フランス代表MFクロード・マケレレ氏のようだと表現される機会が多かったが、カゼミロはもはや守備だけのMFではない。積極的に得点に絡むこともでき、攻撃面でも大きく進歩している。
さらに同メディアはカゼミロのゴールは試合の流れを大きく左右する重要なものが多いとも伝えており、昨季はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のナポリ戦で勝利を大きく近づけるスーパーゴールを決めたり、チャンピオンズリーグ決勝のユヴェントス戦でも貴重な2点目を挙げている。中盤でのボール奪取力も世界トップクラス、加えて得点まで奪えるとなれば、カゼミロ以上に優れたアンカーはいないと言えるのではないだろうか。

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