J・バートン、チェルシーの現状を分析「コンテとルイス、どちらが先に去るのかというレースが始まった」

昨季までバーンリーに在籍したバートン photo/Getty Images

「コンテはクラブ内の人間と戦っている」

賭博に関する違反行為に及んだとし、4月にイングランドサッカー協会より18ヶ月間の出場停止処分を言い渡されたジョーイ・バートン(前バーンリー)。後の控訴審で出場停止期間が13ヶ月と1週間に短縮されたものの、今季中の競技生活の開始が事実上不可能となっている。

こうした状況のなか、バートンが英国のラジオ局『talk SPORT』と契約を結び、今季のプレミアリーグの解説を務めることがシーズン前に決定。順調に解説業に勤しむなか、かねてより退任の噂が絶えないアントニオ・コンテ監督(現チェルシー)の仕事ぶりや去就について言及した。同メディアや英『DAILY STAR』が伝えている。

「(5日のマンチェスター・ユナイテッド戦で)ダビド・ルイスがベンチ外の扱いを受けたね。このような問題が起きた時は、『監督と選手のどちらが先にチームを去るのか』というレースが始まったと捉えることができるんだ。もし先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でチェルシーが敗れていたなら、コンテはとっくに解任されていたはずさ。コンテが偉大な人格者であることに異論はないが、今はクラブ内の人間と戦っているね。彼にとって、今はうまくいかないことが多すぎるような気がする」
今夏の補強方針をめぐり同監督とクラブ首脳との間に確執が生じたことが複数のメディアで報じられるなど、内紛の噂が絶えないチェルシー。また、直近の試合で低調なパフォーマンスを披露したルイスに同監督が苦言を呈したことから、選手との関係が悪化しているという見解が各メディアで示されている。マンチェスター・ユナイテッドとの上位対決を制し、何とか優勝戦線に踏みとどまった同クラブだが、バートンの見立て通りコンテ監督とルイスのどちらかがチームを去るという事態に発展してしまうのだろうか。同クラブの行く末に注目が集まる。

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