マンC相手に短い時間で圧倒的プレイを披露
近年のアーセナルといえばアレクシス・サンチェスとメスト・エジルが中心だったが、ジャック・ウィルシャーの才能は2人を凌駕しているのかもしれない。
ガラスの天才ともいわれるほど怪我が多いウィルシャーは、プレミアリーグでなかなかスタメン出場の機会がない。5日に行われたマンチェスター・シティ戦でも後半33分からの出場となったが、そこからの短い時間で圧倒的なパフォーマンスを披露した。マンC守備陣に囲まれてもボールを失わず、スルスルと抜けて味方にパスを通してしまう。思わず上手いと唸ってしまった人もいたのではないだろうか。
英『Daily Mail』によると、クラブOBで解説を務めるマーティン・キーオン氏もウィルシャーがスタメンに戻るタイミングが来たのではないかと手応えを口にしている。
「今回の敗北はウィルシャーがスタメンに復帰する時がきていることを証明するものとなった。ヴェンゲルはシティを止めるためのプランを用意したが、中盤に創造性はあっただろうか?アーセナルはファイナルサードで思ったようなプレイができなかったが、ウィルシャーなら違いを作っただろう。彼はスペースを生み出し、ラカゼットやサンチェスにパスを通していた。サンチェスとエジルはよくなかった。2人が契約更新をしないのなら、アーセナルは未来を見据えないといけない」
エジルは今冬、あるいは今季終了後にクラブを離れる可能性が指摘されており、誰を後釜に据えるかは大きな問題だ。他クラブから優秀な選手を獲得するのも良いが、10番ウィルシャー以上にふさわしい選手などいないのかもしれない。