プレミアリーグ第11節。エティハド・スタジアムでは、首位マンチェスター・シティがアーセナルを迎えた。これまで9勝1分負けなしと、圧倒的な強さを誇るマンC。土をつけたいアーセナルだが、駒不足からかアンカータイプのコクランをセンターバックに据えた布陣で臨む。
両チーム共にインテンシティの高い好プレイが続いていたが、ゲームは19分に動く。二次攻撃から左サイドをワンツーで突破したデ・ブライネが左足を振り抜くと、正確にコースを突いたシュートはゴール右隅に吸い込まれ、マンCが幸先よく先制点を挙げる。
34分にはまたもデ・ブライネのパスから、2対2のビッグチャンスに。パスを受けたスターリングは左サイドでフリーになっていたサネにラストパスを送るが、ここはキックミスでフィニッシュには至らない。その後もあわやオウンゴールかというシーンもあり、マンCが押し込んだ形で前半を終える。
追いつきたいアーセナルは後半に入っても意欲的に攻めの姿勢を見せるが、逆にマンCがワンチャンスを生かす。50分、裏を取ったスターリングをモンレアルが倒したとしてPKのジャッジ。アグエロのキックはポストに当たるものの、そのまま内側へ跳ね返ってネットを揺らした。
55分にはイウォビのシュートをエデルソンがファンブルし、あわやゴールかと思われたが、ボールに詰めたラムジーのプレイがファウルの判定でゴールならず。直後にアーセナルはこの日ベンチスタートとなっていたラカゼットを投入し、4バックにシステムチェンジして反撃を試みる。
すると65分、右サイドのスペースに飛び出したラカゼットがラムジーからのスルーパスを受けると、右足を振り抜いてゴール。アーセナルは1点差に詰め寄ることに成功する。
ジェズスの至近距離シュートを防いだチェフのビッグセーブも飛び出し、流れを引き寄せたかに見えたアーセナルだったが、74分にオフサイドの取り損ねからシルバをボックス内でフリーにしてしまう。シルバは中へボールを送り、合わせたジェズスがゴール。シルバの位置はオフサイドだったようにも見えたが旗は上がっておらず、マンCは再び2点のリードを手にした。
ヴェンゲル監督はウィルシャー、ジルーを同時投入して巻き返しを図るが、マンC守備陣は崩れぬまま試合終了。プレミア9連勝を飾り、首位の座を盤石なものとした。
[メンバー]
マンチェスター・シティ:エデルソン、デルフ、オタメンディ、ストーンズ、ウォーカー、フェルナンジーニョ、デ・ブライネ、シルバ、サネ(←ベルナルド・シウバ 87)、スターリング(←ギュンドアン 77)、アグエロ(←ジェズス 62)
アーセナル:チェフ、コラシナツ、モンレアル、コシェルニー、ベジェリン、コクラン(←ラカゼット 56)、ジャカ(←ジルー 78)、ラムジー、イウォビ(←ウィルシャー 78)、エジル、サンチェス
[スコア]
マンチェスター・シティ 3-1 アーセナル
[得点者]
マンチェスター・シティ:デ・ブライネ(19)、アグエロ(50 PK)、ジェズス(75)
アーセナル:ラカゼット(65)