インテル、トリノに先制点許すもドローに持ち込む 長友は両足からのクロスで決定機演出

途中出場ながらも同点弾を決めたエデル photo/Getty Images

DFを1枚削るスパレッティ采配的中 無敗記録は「12」に

日本代表DF長友佑都が所属するインテルは5日、セリエA第12節でトリノをホームへ迎え入れた。

ここまで9勝2分と、未だ開幕戦からの無敗をキープしているインテルは、前節に続いてスタメンの変更なし。万全の体制で試合へ臨む。一方、トリノは前節復帰を果たしたエースのアンドレア・ベロッティ、元インテルのニコラス・ブルディッソやクリスティアン・アンサルディらが先発に名を連ねている。

試合は、両チームが決定機を作るが、なかなかゴールを割ることができずに、前半をスコアレスで折り返す。後半に入ると、長友が左右の両足でピンポイントクロスを入れるも、2度ともベシーノが決めきれず。すると、トリノがついに均衡を破った。60分、右サイドからドリブルで中へ切り込んだイアゴ・ファルケがペナルティアーク付近から左足一閃。インテルDFの間を狙った鋭いシュートはゴール右に突き刺さり、トリノが先制に成功した。
1点を追う展開となったインテルだが、トリノの前線からの積極的なプレッシャーをなかなか攻略することができない。その影響もあってか、ルチアーノ・スパレッティ監督は76分に長友に代えてマルセロ・ブロゾビッチを投入。デフェンスを1枚削ってオフェンスに枚数をかけ、攻撃に厚みをかける。すると79分、左サイドでボールを受けたイヴァン・ペリシッチがふわりとしたクロスを入れる。これをファーサイドへ走りこんだマウロ・イカルディがうまく落とし、途中出場のエデルへ。ゴール真ん前で受けたエデルはこれを落ち着いてワントラップし、ゴールネットを揺らした。

試合はこのまま終了し、インテルとトリノの一戦は1-1のドロー決着となった。この結果、インテルは勝ち点「3」こそ逃したもののホームの意地を見せ、無敗記録を「12」に伸ばしている。

[スコア]
インテル 1-1 トリノ

[得点者]
インテル:エデル(79)
トリノ:ファルケ(60)

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