主役になりきれないが……
4日のアンジェ戦で2得点を決めたパリ・サンジェルマンFWエディンソン・カバーニは、これでリーグ・アン通算100得点を達成した。144試合に出場して100得点と驚異的なペースでの達成で、やはり世界トップレベルのストライカーだ。ただ、カバーニは主役になりきれないところがある。以前はPSGにズラタン・イブラヒモビッチがいたために脇役に回り、今夏にはネイマールが加入。チームの主役はすっかりネイマールになっている。ウルグアイ代表でも注目を集めるのはルイス・スアレスの方だ。
それでもカバーニはそうした評価を気にしていないようだ。米『ESPN』によると、カバーニはレジェンドになるためにプレイするわけではないと語り、常に自身の全力をチームに捧げる考えであることを強調している。
「僕はチームのために全てを捧げるよ。フットボールとはそういうものだ。僕はレジェンドになるためにプレイすることはない。歓喜や情熱のためにプレイするんだ。今日はここで勝利し、勝ち点3を持って帰れるのだから全てがナイスだね」
今夏チームに加わったネイマールはチームのカギを握る存在ではあるものの、カバーニは替えの利かない絶対的なストライカーだ。スーパースターになりきれないところはあるものの、黙々と自身の仕事をこなすところにカバーニの魅力があるのだろう。