ここまでは満足なパフォーマンス見せられず
今夏にMF本田圭佑が退団したミランでは、クラブの誇りでもある背番号10が空いた。本田が退団して以降クラブの10番を誰が背負うのかは議論を呼んできたが、最終的に10番に収まったのは新戦力のハカン・チャルハノールだった。
チャルハノールはレヴァークーゼンで高精度のキックを武器に活躍してきた若き名手だが、ミランでのパフォーマンスはどうだろうか。リーグ戦では未だに1点しか奪えておらず、今夏の大型補強の期待に応えているとは言いづらい。今夏獲得された新戦力の中でもレオナルド・ボヌッチらと合わせ大きな期待を背負っていた選手だっただけに、ここまでの成績は納得できないものだろう。
伊『Calciomercato』も指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラの期待に応えていないと指摘し、チャルハノールがポジションを失う恐れもあると伝えている。昨季はジャコモ・ボナベントゥーラも司令塔として好パフォーマンスを見せ、次期10番にふさわしいとの意見もあった。再びボナベントゥーラを中盤の軸に据えるのも悪くはないだろう。
ミランはチームとしても思うような成績を残せていないが、当然新10番にも批判の矛先は向く。ミランの10番は特別な背番号だが、これを背負ってサポーターを納得させるパフォーマンスを披露するのは想像以上の難しさがあるようだ。