元フランス代表監督、エヴラの“観客キック”に失望「プロ選手としての自殺行為」

感情を抑えきれなかったエヴラ photo/Getty Images

「選手キャリアを終えるべき」

リーグ・アンに所属するマルセイユは3日、DFパトリス・エヴラに出場停止処分を科す意向を明らかにした。

問題が発生したのは2日に開催されたUEFAヨーロッパリーグのグループステージ第4節(ギマランエス戦)。試合前のウォーミングアップに臨んでいた同選手が乱入してきた同クラブのファンにキックを見舞うという行為に及び、試合前に退場処分を受けるという事態に発展した。この一連のトラブルを受け、かつてフランス代表の指揮官として同選手を指導したレイモン・ドメネク氏が苦言を呈している。仏『Le Figaro』が伝えた。

「パトリスは本来、あのようなことをする選手ではなかった。彼は統率力を持ち、チームが困難に陥っている時は仲間たちと話し合い、結論を導き出せる選手だった。今の彼は心理面で何か問題を抱えているのだろうか。 選手として疲れきっているのかもしれないし、もうキャリアを終えるべきだろう。本人も選手として"終わった”と自覚しているんじゃないかな。どんな理由があろうとも、あれはプロサッカー選手として自殺行為と呼べるものだ」
当該サポーターより侮辱的な言葉を浴びせられたという見方が複数のメディアで報じられている同選手だが、暴力行為が容認されることはない。UEFAをはじめとする関連機関より更なる厳罰を科される可能性もあるだろう。続報を待ちたいところだ。

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