コンテとアブラモビッチ氏はもう会話すら交わさない? 2人の関係は悪化か

チェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏 photo/Getty Images

昨季とはまるで違う状況に

昨季抜群の安定感でプレミアリーグを制したチェルシーに嫌な空気が流れている。

チェルシーは今夏に思うような補強を展開することができず、序盤から勝ち点を積み上げることができていない。マンチェスター勢が強すぎることも原因だが、首位マンチェスター・シティとはすでに勝ち点差が9も離れてしまっている。さらにチャンピオンズリーグでは今節ローマに0-3と完敗を喫しており、昨季のような安定感が見られない。

この事態をオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が許すはずもない。サッカー界でも有名な存在である同氏は、これまでもジョゼ・モウリーニョやルイス・フェリペ・スコラーリなど名将を次々と切ってきた。現在指揮を執るアントニオ・コンテとて例外ではない。
スペイン『MARCA』はすでにアブラモビッチ氏とコンテの2人が会話すら交わさなくなっていると伝えており、関係が破綻しているとの見方を示している。コンテも今夏のクラブの補強策に不満を抱えていると言われており、何度かチェルシー退団の噂も流れた。

伊『Calciomercato』はチェルシーでアブラモビッチ氏と指揮官の関係が悪くなる光景は前から何度も見てきたものと伝えており、遅かれ早かれコンテがチェルシーを去るはずと見ている。コンテも母国イタリア以外で長く指揮官を務めることは考えにくいと口にしていただけに、今季がチェルシーでの最後のシーズンとなる可能性は高いと言えるだろう。

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