「もうジダンはスペシャルではない」 モウリーニョ政権時と似た状況になったレアル

レアルを率いるジダン photo/Getty Images

2012-13シーズンの開幕10試合と同じ流れに

29日にジローナにまさかの敗北を喫したレアル・マドリードは、すでに首位バルセロナと勝ち点差8をつけられる厳しいスタートとなってしまった。近年は両チームがリーガ・エスパニョーラで勝ち点を落とすケースが少ないため、8点の差はかなり大きい。

何より伊『Calciomercato』が注目しているのが、ジョゼ・モウリーニョが指揮を執っていた2012-13シーズンと状況がよく似ていることだ。モウリーニョにとってレアルでの最後のシーズンとなった2012-13シーズンは、開幕から躓いて10試合を消化した時点で6勝2分2敗。一方バルセロナは9勝1分と快調に飛ばし、両者の差は開いてしまった。

これは今と全く同じ状況だ。今のレアルも6勝2分2敗で勝ち点20に留まっており、バルセロナは9勝1分で勝ち点28を稼ぎ出している。レアルの指揮を執るジネディーヌ・ジダンはこれまでの成績から名将と言われてきたが、この成績だとフロレンティーノ・ペレス会長が鉄槌を下す危険性がある。
同メディアもモウリーニョがスペシャル・ワンと言われることに合わせ、「もうジダンもスペシャルではない」と伝えている。少しの躓きで解任されてしまうところがレアルの指揮官の難しさだが、ジダンも危険ゾーンに入っているのは間違いない。

結局2012-13シーズンのレアルは勝ち点差15もつけられてバルセロナの優勝を見届けることとなったが、ジダンはここから巻き返せるだろうか。

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