マンC、真の勝負は11月からだ G・ネビル氏が警告「この3カ月は最もタフな時期なんだ」

マンCを率いるグアルディオラ photo/Getty Images

冬の厳しい戦いをクリアしなければ優勝はない


今季リーグ戦10試合を消化した段階で勝ち点28を稼ぎ出している首位マンチェスター・シティは、まさに圧倒的な強さだ。得点数35はリーグトップの数字で、得点数2位のマンチェスター・ユナイテッドが23得点なのを考えると攻撃力の差が見えてくる。

しかし、まだマンCの独走優勝と決まったわけではない。かつてマンUでプレイしたガリー・ネビル氏は、本当の勝負は11月からだと主張している。これぞプレミアリーグの真骨頂ともいえるが、プレミアリーグは冬にかけてスケジュールが厳しくなる。英『sky SPORTS』によると、ネビル氏は「また彼らが11、12、1月にレベルを落とせば、トラブルになるだろう。この3か月は最もタフな時期なんだ。気候、過密日程、怪我、チャンピオンズリーグ、クリスマスとね」とコメントし、その過酷さを強調している。

どのクラブも条件は同じだが、ここ2シーズンの間マンCは冬の戦いに苦労している。マヌエル・ペジェグリーニが指揮を執っていた2015-16シーズンは11月にリヴァプール、ストーク・シティ、アーセナルに敗れ、2月6日からはレスター、トッテナム、リヴァプールと3連敗を喫している。昨季は12月にチェルシー、レスター・シティに連敗。年末にはリヴァプールに敗れ、1月にはエヴァートンに0-4の完敗だ。いずれも強敵だが、チャンピオンズリーグなど過密日程が疲労に繋がった部分もあるだろう。ここで勝ち点を落としたことが響き、結局マンCは優勝争いから脱落している。
今季も冬にマンCが調子を崩す可能性は大いに考えられるため、まだマンCの優勝と決めつけることはできない。何より2位マンUとの勝ち点差はまだ5ポイントしか離れていない。2つの取りこぼしでひっくり返ってしまう差なのだ。勝負の11月、マンCは5日にアーセナル戦、代表戦を挟んで18日にレスター・シティと癖のあるチームとの戦いが待っている。ここが最初の関門と言えそうだ。

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