プレミアリーグ第10節、キング・パワー・スタジアムでは、レスター・シティとエヴァートンのゲームが行われた。
監督解任の憂き目にあった両チームは、ともに新体制で試合に臨む。レスターは最前線バーディの後ろにマフレズを置き、両翼にグレイ、チルウェルを起用。岡崎慎司やオルブライトンはベンチスタートとなった。エヴァートンはミララス、レノンの俊足アタッカー2名がスタメン復帰を果たす一方、シグルズソンがベンチとなっている。
まずペースを握ったのはホームのレスター。特に右サイドのデマライ・グレイが存在感を見せる。18分には、エヴァートンのセットプレイからのセカンドボールを奪ったグレイがドリブルで長い距離を持ち上がり、右サイドのマフレズにパス。折り返しをバーディが合わせて、得意のカウンターから先制点を手にする。
さらに29分、グレイが左サイドから上げたクロスを、エヴァートンDFケニーが痛恨のクリアミス。ボールはそのままゴールへ吸い込まれてしまう。2点のリードを奪ったレスターはエヴァートンの反撃をしのぎ、前半を終える。
後半に入ると、エヴァートンのアンスワース暫定監督はミララス、レノンをあっさりと諦めニアッセ、バニンギミを投入。ルーニーも中盤に降りて積極的にボールに触ろうとするが、なかなかリズムは生まれない。
レスターのリードが続く中、岡崎は75分にマフレズに代わり登場。チャンスメイカーのマフレズを下げ、運動量豊富な岡崎を攻守に走らせる。もしこれからも岡崎をベンチスタートで使うのであれば、リードした局面では、この代え方がこれから定石になるのかもしれない。
結局レスターの守備は破られることなく、ゲームはそのまま2-0で終了。クロード・ピュエル新監督は、まずホームで1勝を挙げることに成功している。
[メンバー]
レスター・シティ:シュマイケル、フクス、マグワイア、モーガン、シンプソン、チルウェル(←オルブライトン 83)、イボーラ、エンディディ、グレイ、マフレズ(←岡崎 75)、バーディ(←イヘアナチョ 90)
エヴァートン:ピックフォード、ベインズ、ジャギエルカ、ウィリアムズ、ケニー、ゲイェ、デイヴィス、レノン(←バニンギミ 46)、ミララス(←ニアッセ 46)、ルーニー(←シグルズソン 74)、カルバート・ルイン
[スコア]
レスター 2-0 エヴァートン
[得点者]
レスター:バーディ(18)、グレイ(29)