今季のブンデスを占う重要な10、11節の戦い ドルトムントはもう1度バイエルンと差をつけられるか

ブンデスリーガで首位に立つドルトムント photo/Getty Images

ビッグマッチが続く

28日に行われるブンデスリーガ第10節、そして11月4日の第11節では非常に重要な試合が予定されている。

まず第10節ではユップ・ハインケスの就任で調子を上げてきているバイエルンが3位ライプツィヒと対戦することになっているが、両者は25日のDFBポカール2回戦でも顔を合わせている。その際には1-1と決着がつかず、PK戦の末にバイエルンが勝利を収めた。ライプツィヒは楽に勝てる相手ではなく、バイエルンが勝ち点3を落とす可能性は十分に考えられる。

そして4日には世界中が注目するドルトムントとバイエルンの直接対決が控えている。ドルトムントは今季開幕から連勝を続けて首位に立っているが、気付けばバイエルンとは勝ち点20で並んでしまっている状況だ。一時は5ポイント差をつけていたため、この2試合で再びバイエルンと差をつけたいところ。ドルトムントとしてはバイエルンがライプツィヒ相手に勝ち点を落とし、そして直接対決で叩くことができれば最高のシナリオだ。
そのためにドルトムントは守備を修正しなければならない。開幕から5試合はクリーンシートを続けていたものの、チャンピオンズリーグではトッテナムとレアル・マドリードにそれぞれ3得点ずつ奪われて敗北。最近ではライプツィヒに2-3で敗れ、前節のフランクフルト戦も2点のリードを守れず2-2の引き分けに終わっている。英『Daily Mail』は「ピーター・ボスのチームが守備に問題を抱えているのは明らか」と特集しており、バイエルン相手に今の守備では不安だ。

今季はバイエルンが躓いたこともあってドルトムントのリーグ制覇に希望の光が見えていたのだが、ハインケスの就任であっさり風向きが変わってしまった。ドルトムントが優勝するにはここで踏ん張るしかなく、第10節と11節の戦いは今季のタイトルレースを占ううえでも重要なものとなるだろう。

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