スマホ片手に猛抗議 独サッカー協会がライプツィヒSDへの調査を開始

入り乱れる両軍の選手やスタッフ photo/Getty Images

「スポーツマンシップに反する」

25日にDFBポカール(ドイツ杯)の2回戦が行われ、ライプツィヒがPK戦の末バイエルン・ミュンヘンに4-5で敗れた。

両チーム無得点で迎えた33分に、後に物議を醸す判定がフェリックス・ツヴァイヤー主審より下された。敵陣ペナルティエリア付近でエミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)がアルトゥーロ・ビダルに倒され、同主審よりホイッスルが吹かれる。フォルスベリが倒された位置をめぐり両軍の選手によるアピールが続いたものの、同主審が反則の起きた位置をペナルティエリアの外と断定し、ライプツィヒに直接フリーキックを与えた。自軍にPKが与えられなかったことに腹を立てた同クラブのラルフ・ラングニックSDは主審に猛抗議。ハーフタイムに自身のスマートフォンを用いて当該場面の画像を見せつけるなど、執拗に主審に詰め寄った。ラングニック氏の一連の振る舞いについてバイエルン・ミュンヘンのDFマッツ・フンメルスが「スポーツマンシップに反する」と不快感を露わにしたほか、ドイツサッカー協会が同氏への事情聴取や調査を開始したことが独『Kicker』(ドイツ語版)で伝えられている。

映像機器を用いるか否かに関わらず、クラブ関係者が試合中やハーフタイムに主審の判定にクレームをつけるという行動は、紛れもなく不正行為にあたる。今後も選手やスタッフによる執拗な抗議に対し、厳正に対処する必要があるだろう。

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