ドルトムント指揮官、“攻撃偏重”報道にチクリ「戦い方は変えない」

今季よりドルトムントを率いているボス監督 photo/Getty Images

複数失点が続いているドルトムント

今季のブンデスリーガ第9節終了時点で、6勝2分1敗の首位に立っているドルトムント。同リーグ開幕5試合連続で無失点を記録した同クラブだが、直近のリーグ戦では2試合連続で複数失点を喫するなど、守備の綻びが懸念されている。

こうした状況のなか、同クラブを率いるピーター・ボス監督がチームの現状を分析。守備を軽視しているという論調で批判を展開する各メディアに対し、嫌悪感を口にした。独『Kicker』(ドイツ語版)が伝えている。

「戦い方を変えようとは思っていない。確かに今はシーズンが始まったばかりで、多くの改善点が残されていることは事実さ。ただ、今問題となっているのはシーズン当初にモノにできていた決定機を外すようになってしまったということなんだ」
[4-3-3]の布陣のセントラルMFを務めるゴンサロ・カストロとマリオ・ゲッツェが簡単にプレスをかわされ、アンカーを務めるヌリ・シャヒンの両脇に広大なスペースを提供する場面が散見されるドルトムント。格下との対戦が続いた同リーグ開幕当初はごまかしが利いたものの、レアル・マドリードやトッテナム、及びライプツィヒといった強豪クラブに前述の弱点を見抜かれ、今季の全公式戦で早くも3敗を喫している。強気な姿勢を崩さないボス監督だが、ハイプレスをいなされた場合の“プランB”を編み出さない限り、同リーグ首位の座を堅持することは難しくなるだろう。引き続き同監督の采配に注目したい。

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