モドリッチをも上回ったパス成功率 ポチェッティーノが育てたウィンクスの衝撃

レアル戦に先発したウィンクス photo/Getty Images

イングランド代表のメンバー入りも

これまでトッテナムを指揮するマウリシオ・ポチェッティーノは複数の若手選手を成長させてきたが、今着実に力をつけているのがMFハリー・ウィンクスだ。

ウィンクスは前回イングランド代表にも初めて召集され、またポチェッティーノの教え子が代表チームに割って入ろうとしている。ウィンクスは小柄な選手だが足下の技術が巧みで、プレスを受けても正確にボールを繋ぐことができる。今季は徐々に出場時間も増えており、ポチェッティーノもその能力を信頼しているのだろう。

英『Squawka』によると、先日のレアル・マドリード戦に先発フル出場したウィンクスは白い巨人相手に91%のパス成功率を記録し、これはウィンクスが憧れの先輩の1人と語ったルカ・モドリッチ(88%)や、イスコ(90%)をも上回る数字だ。これを見てもウィンクスの能力の高さが分かってくる。
クラブOBのジャーメイン・ジーナス氏も「ウィンクスはイングランドが育ててきたタレントとは大きく異なる。より柔軟にプレイし、狭いエリアでもボールを持つことができる」と評価している通り、ウィンクスもアーセナルMFジャック・ウィルシャーと同じくイングランドらしからぬタイプの選手と言える。

展開力、創造力に欠けると言われる今のイングランド代表にうってつけの人材となるかもしれず、来年のロシアワールドカップでメンバー入りを果たす可能性もある。またイングランド代表はポチェッティーノに感謝することになりそうだ。

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