上海上港のビラス・ボアス監督、浦和の“完璧な守備”にお手上げ「本当に素晴らしかった」

浦和の守備を絶賛したビラス・ボアス監督 photo/Getty Images

「浦和の戦略は我々に仕事をさせなかった」

18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝2ndレグが行われ、浦和レッズが上海上港をホームへ迎え入れた。

1stレグでアウェイゴールを奪い、1-1のドローへ持ち込んでいた浦和。11分にCKからラファエル・シルバが頭で合わせ、先制に成功する。その後、両チームが一進一退の攻防を見せるが、最後までこの1点を守りきった浦和が、1-0でフッキやオスカルら世界屈指の一流プレイヤーを擁する上海上港を撃破。10年ぶりにACL決勝進出を決めた。

試合後、インタビューに応じた上海上港のビラス・ボアス監督は次のように述べた。AFC(アジアサッカー連盟)の公式サイトなどが伝えている。
「我々はボールをたくさん持つことができたが、チャンスはあまり作ることができなかった。前半にCKから犯したミスによって、代償を支払うことになってしまったよ。彼ら(浦和)は得点後、ボールを我々に与え、しっかりと背後に守備を敷いた。彼らのディフェンスは本当に素晴らしかったと思う。彼らの戦略は、我々に仕事をさせなかった」

「決勝進出を決めた浦和にはおめでとうと言いたい。浦和は非常に素晴らしいチームだ。アジアに来てから、私は彼らに驚かされっぱなしだ。もしライバルチームの指揮を執っていなければ、彼らをサポートしたいぐらいだよ」

最後まできっちり守りきった浦和の「完璧守備」を敵ながら絶賛したビラス・ボアス監督。かつてポルトやチェルシー、トッテナムを率いたこともある指揮官が、お手上げだったことを告白した。この勢いで、浦和はACLを制覇することができるのか。

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