15日、サウサンプトンはプレミアリーグ第8節で昇格組のニューカッスルと対戦した。日本代表DF吉田麻也は今節も先発出場しており、相棒にはフィルジル・ファン・ダイクが入っている。
サウサンプトンといえばプレミアリーグ屈指のセンターバックとも言われるファン・ダイク、成長を遂げた吉田を中心に堅守が武器のチームだが、この試合ではニューカッスルに攻め込まれる場面が多かった。20分には左サイドから崩され、1度は相手のシュートを吉田が足でブロックするも跳ね返ったボールをヘイデンに蹴り込まれて失点。昇格組のニューカッスルに先制を許してしまう。
こうなるとサウサンプトンは厳しい。今季サウサンプトンはまだ複数得点を奪った試合が1つしかなく、攻撃には課題がある。今の攻撃力で逆転を狙うのはかなり骨の折れる作業だ。しかし49分、ガッビアディーニが魅せる。ロングボールに抜け出すと、強引にドリブルで持ち込んで左足でフィニッシュ。ワールドクラスのプレイでサウサンプトンが同点に追いつく。
ところが、堅守のはずのサウサンプトンがここでまさかの凡ミス。得点直後の51分、ニューカッスルが右サイドにボールを展開すると、対応に出たファン・ダイクと吉田の間に大きなスペースが。そこをペレスに使われ、吉田が慌てて寄せるもシュートを打たれてしまう。1度はフォースターが弾いたが、もう1度ペレスに蹴り込まれて失点。サウサンプトンは得点した直後に勝ち越しゴールを許してしまう最悪のシナリオとなった。
サウサンプトンが追いつくのは難しいかと思われたが、75分にスピードスターのロングがチャンスメイク。左サイドを駆け上がり、ブファルとのワンツーで一気にエリア内へ。ここでロングは相手選手と接触して転倒。ややファウルをもらいにいったようにも見えたが、主審はPKと判定。これをガッビアディーニが決めてサウサンプトンが追いついた。
その後は両チームとも果敢に勝ち越し点を狙ったが、最後までゴールを破ることはできず。両チームの激闘は2-2の引き分けという結果に落ち着いた。
[メンバー]
サウサンプトン:フォースター、ソアレス、吉田、ファン・ダイク、バートランド、ロメウ(→S・デイビス 67)、レミナ、レドモンド(→ブファル 57)、タディッチ、ロング(→オースティン 82)、ガッビアディーニ
ニューカッスル:エリオット、マンキージョ、ラスセルズ、ルジュン、イェドリン、シェルヴィ、ヘイデン、リッチー、アツ(→マーフィー 82)、ペレス(→メリノ 63)、ホセル(→ゲイル 68)
[スコア]
サウサンプトン 2-2 ニューカッスル
[得点者]
サウサンプトン:ガッビアディーニ(49、75)
ニューカッスル:ヘイデン(20)、ペレス(51)