大迫、中盤で同点ゴール演出も…… ケルンはビデオ判定に泣く

最前線や中盤でタメを作った大迫 photo/Getty Images

劇的な幕切れに

13日にブンデスリーガの第8節が行われ、日本代表FW大迫勇也が所属するケルンが浅野拓磨(同代表)が所属するシュツットガルトと対戦した。なお、大迫は先発出場を果たし、浅野に出場機会は与えられなかった。

試合序盤にペースを握ったのはケルン。17分、味方のスルーパスに反応したビッテンコートが左サイドのスペースに走り込み、敵陣ペナルティエリア内にグラウンダーのクロスを送る。こぼれ球に大迫が反応するが、相手GKツィーラーの好セーブに阻まれ、得点を奪うことができない。

劣勢に立たされていたシュツットガルトは38分。テロッデのスルーパスに反応したドニスがケルンの最終ラインの背後を陥れると、同選手がGKホルンとの1対1を制し、先制点を挙げた。シュツットガルトが1点をリードし、前半を終える。
後半開始前、ケルンのシュテーガー監督はピサーロを投入し、大迫との2トップで反撃を試みる。60分には右サイドからのフリーキックにピサーロがヘディングで合わせるが、シュートは枠外に逸れてしまう。

互いにカウンターを仕掛け合う構図で迎えた77分。後半途中より中盤でプレイしていた大迫が巧みなボールキープで左サイドにボールを展開。オーバーラップしたセンターバックのハインツにボールが渡ると、同選手が敵陣ペナルティアーク付近で左足を振り抜き、同点ゴールを挙げた。

その後も攻勢を強めるケルンは、88分にギラシが敵陣ペナルティエリア内でアオゴに倒される。主審は一度PKを宣告したものの、ビデオアシスタントレフェリーにより判定が取り消されてしまい、ケルンは逆転のチャンスを逸してしまう。

動揺の色を隠せないケルンは後半アディショナルタイム。自陣左サイドをアコロにドリブルで切り裂かれると、ペナルティエリア内でシュートを放たれて勝ち越し点を献上。試合はこのまま終了し、ケルンにとっては何とも悔やまれる敗戦となった。

[メンバー]
シュツットガルト:ツィーラー、バウムガルトル、バトシュトゥバー、カミンスキー(→ベック 18)、アスカシバル、マンガラ、パヴァード、アオゴ、ブレカロ(→アコロ 60)、ドニス(→ギンチェク 80)、テロッデ

ケルン:ホルン、クリュンター、セーレンセン、ハインツ、ラウシュ(→ハンドヴェルカー 71)、ヨイッチ(→ギラシ 65)、レーマン、エズジャン(→ピサーロ 46)、ビッテンコート、大迫、ツォーラー

[スコア]
シュツットガルト 2-1 ケルン

[得点者]
シュツットガルト:ドニス(38)、アコロ(90+4)

ケルン:ハインツ(77)

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