モウリーニョ、お得意の“バス停車”戦術でリヴァプールの攻撃を封印 してやったりの無敗継続

冷静に戦況を見極めたモウリーニョ監督 photo/Getty Images

人海戦術で勝ち点をモノに

14日にプレミアリーグの第8節が行われ、同リーグ2位のマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)が同7位のリヴァプールと対戦した。

自陣でブロックを敷いて守りを固めるマンUに対し、丹念にショートパスを繋いで局面打開を図ったリヴァプール。しかし、コウチーニョがエレーラの密着マークを受けたほか、両サイドハーフのマルシャルやヤングにサイドを封鎖されたことにより、なかなか決定機を作れない。

リヴァプールに決定機がおとずれたのは34分。オフサイドトラップを掻い潜ったフィルミーノの左サイドからのクロスにマティプが右足で反応するが、相手GKデ・ヘアの左足によるファインセーブに阻まれ、得点を奪うことができない。
劣勢が続いたマンUは43分、ムヒタリアンやマルシャルとのパス交換で抜け出したルカクが相手最終ラインの背後を陥れるが、ルカクのシュートはGKミニョレに阻まれ、先制点を奪うには至らず。両チーム無得点で前半を終える。

後半もリヴァプールがボールを支配し、攻勢を強める。55分にゴメスの後方からの浮き球を受けたチャンがボレーシュートを放つが、シュートは枠外に逸れる。その後もリヴァプールが緩急をつけたパスワークで相手陣内に攻め込むが、一貫して人海戦術を遂行するマンUの守備を崩せない。リヴァプールのクロップ監督はチェンバレン、スタリッジ、ソランケと次々に攻撃的なカードを切るが、局面を打開するには至らず。試合はこのまま終了。マンUのモウリーニョ監督が十八番の“バス停車”戦術でリヴァプールの攻撃を封じ、価値ある勝ち点1を手に入れた。

[メンバー]
リヴァプール:ミニョレ、ゴメス、マティプ、ロヴレン、モレーノ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、チャン、サラー(→チェンバレン 78)、コウチーニョ(→スタリッジ 78)、フィルミーノ(→ソランケ 87)

マンU:デ・ヘア、バレンシア、ジョーンズ、スモーリング、ダルミアン、エレーラ、マティッチ、ヤング(→リンデロフ 90+2)、ムヒタリアン(→リンガード 63)、マルシャル(→ラッシュフォード 65)、ルカク

[スコア]
リヴァプール 0-0 マンU

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