久保と森岡が来るまでベルギーでは…… 日本人の印象変えた2人をベルギー紙絶賛

ベルギーで輝き放つ森岡 photo/Getty Images

2人の活躍で日本人選手の評価が変わる

先日にはベルギーのシント・トロイデンがガンバ大阪でプレイする日本代表MF井手口陽介に注目しているといった話題もあったが、これもベルギーで日本人選手の評価が高まっている理由なのだろう。現在ベルギーで2人の日本人選手が結果を出しているからだ。

ベルギー『Voetbalkrant』は、ベルギーでの日本人選手の評価を変えた存在としてヘントFW久保裕也、ワースラント・ベヘレンMF森岡亮太の2人を称賛している。久保は昨季も1年目ながらヘントで大暴れし、「寿司ボンバー」と呼ばれるようにもなった。今季はチームの不振もあって得点数が伸びてこないが、ここまで30試合プレイして13得点と好成績を残している。同メディアは新監督の下で再スタートを切ったヘントをもう1度引っ張ってほしいと期待をかけており、久保の能力が高く評価されているのが分かる。

今季よりベルギーでプレイする森岡も結果を出しており、10試合で5得点6アシストと見事な働きだ。久保に続いて森岡までブレイクしたのは大きく、日本人選手への見方は明らかに変わった。というのも、これまでベルギーでは日本人選手が思うような結果を残せていないからだ。
同メディアは「久保と森岡以前の日本人は成功しなかった」と取り上げており、スタンダール・リエージュとシント・トロイデンで結果を残せなかった現サガン鳥栖MF小野裕二、スタンダール・リエージュで苦戦した現FC東京FW永井謙佑、日韓ワールドカップではベルギー代表からゴールも決めたFW鈴木隆行もゲンクなどで結果を残せなかった。

同メディアは久保と森岡が印象を変えたことを伝えており、2人の活躍によって日本人選手がベルギーに挑戦しやすい環境が整ったと言えよう。

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