現在のバイエルンは世界最高のGKの1人と言われるマヌエル・ノイアーを欠いている。ノイアーは9月に左足中足骨の手術をし、復帰は1月以降になると見られている。その間バイエルンのゴールを守るのはスヴェン・ウルライヒの仕事なのだが、そのウルライヒは9月のヴォルフスブルク戦でマクシミリアン・アーノルドのフリーキックを上手く処理できず得点を許す失態も演じている。サポーターがノイアーとの差を感じるのも無理はないだろう。
しかし、そんなことはウルライヒ本人も分かっている。米『ESPN』によると、ウルライヒはノイアーと比較されるのは仕方がなく、自身の能力の全てを出すしかないとコメント。ノイアーの代役を務めるのが簡単ではないことをアピールしている。
「ゴールを許せば、みんなノイアーならセーブできたかもと思うだろう。マヌは世界最高のGKだし、彼の代役を務めるのは簡単じゃない。僕はノイアーじゃないんだ。ウルライヒなんだ。全てを捧げるよ。全てのシュートを止めるなんてことはできない。それは普通のことさ。僕はトレーニングでマヌから学んでいる。テクニック、キック精度も改善された。シュートストップもリアクションもね」
バイエルンはノイアーが離脱している間苦しい戦いが続くだろう。ノイアーなら何とかしてくれたのではと思うことも1度や2度ではないはず。ウルライヒとノイアーを比較する必要がないことはサポーターも分かっているはずだが、それでもウルライヒには批判的な意見も出てくると予想される。ここからノイアーが復帰するまでは難しい時間となりそうだ。