日本、ハイチに大苦戦 終盤の猛攻で何とか追いついてドロー

日本はハイチと引き分け photo/Getty Images

2-0から2-3に逆転される事態に

10日、日本代表はキリンチャレンジカップ2017でハイチ代表と対戦した。代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は試合前からメンバーを大幅に変更すると明言していたが、その通り杉本健勇、倉田秋など国内組も先発に入った。

来年ロシアの地へ行くにはこのサバイバルでアピールするしかないが、まず見せたのは先日のニュージーランド代表戦で決勝点を挙げた倉田だ。

7分、下がってボールを受けた杉本が左サイドに展開し、長友が左足でクロス。これを倉田がヘディングで決めて日本が先制。倉田は先日のニュージーランド代表戦に続いての得点となった。
さらにその10分後、次にアピールしたのは杉本だ。右サイドから連動した崩しを見せると中盤から上がってきた倉田がシュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球を杉本がボレーで決めて2-0。日本が良いリズムで2点をリードした。

ここまでは良かったが、ここからハイチに付け入る隙を与えてしまう。28分には右サイドからハイチに上手く崩され、ペナルティエリアまで上がってきたラフランスに決められて1点を返される。

前半はこの1失点で終えたが、後半には再び日本の守備の集中力が切れてしまう。53分、ハイチのフリーキック。ハイチは直接入れずに繋いで変化を加えるプレイを選択したが、これに日本の守備陣が対応できず。ハイチの攻撃が鋭かったわけでもないが、最後はナゾンに押し込まれて追いつかれてしまった。

そこから日本は原口、香川、大迫など選手交代で違いを生み出そうとするが、なかなか決定機を作ることができない。一方のハイチは徹底的に守備を固め、ボールを奪うと素早く攻めるやり方を徹底。

すると78分、ハイチはナゾンがペナルティエリア外からゴール上隅を狙う美しいシュートを決めて逆転。日本は2-0から2-3にひっくり返されてしまった。その直後には武藤嘉紀を投入するなど全ての交代カードを使い切り、ゴールを奪いにかかる。

すると後半ロスタイム、日本が左サイドからグラウンダーのクロスを入れると、これが誰も触れずに右サイドを駆け上がってきた酒井の下へ。酒井はダイレクトでシュートを放ち、これを香川がコースを変えてゴール。日本が土壇場で3-3のドローに持ち込んだ。

[メンバー]
GK:東口
DF:酒井高、昌子、槙野、長友(→車屋 46)
MF:倉田(→香川 59) 、小林(→井手口 56)、遠藤
FW:乾(→武藤 80)、浅野(→原口 46)、杉本(→大迫 64)

[得点者]

日本:倉田(7)、杉本(17)、酒井(90)

ハイチ:ラフランス(28)、ナゾン(53、78)

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