アンチェロッティ、バイエルンでの日々を回想「選手との確執はなかった」

動向が注目されるアンチェロッティ氏 photo/Getty Images

今季の残り期間は休業へ

先月27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節(パリ・サンジェルマン戦)での完敗後に、カルロ・アンチェロッティ監督を解任したバイエルン・ミュンヘン。なお、後任にユップ・ハインケス氏を招聘したことが既に発表されている。

アンチェロッティ氏は同クラブで過ごした日々を振り返ったうえで、「5人の選手との確執があった」というウリ・ヘーネス会長の言葉や各メディアによる報道を否定した。独『Kicker』(ドイツ語版)が伝えている。

「私は約22年間の監督キャリアのなかで、指導してきた全ての選手たちと良好な関係を築いてきた。私自身選手たちをリスペクトしていたし、選手たちも私に対して敬意を持って接してくれた。バイエルンにいた時もそれは例外ではないよ。(バイエルンの)選手と私が対立していたなんてとんでもない。ただ、監督である以上11人の先発メンバーと7人の控え選手を選ばないといけないからね。また機会があれば、どこかのクラブで監督業を続けるつもりさ」
ミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、及びレアル・マドリードといったアクの強いスター集団を巧みな人心掌握術でまとめあげ、数多くのタイトルをもたらしてきたアンチェロッティ氏。出場機会や起用法に不満を漏らしたとされるフランク・リベリ、アリエン・ロッベン、トーマス・ミュラーとの関係について情報が錯綜しているものの、前述の偉業が色褪せることはないだろう。既に今季の残り期間の休業を発表している同氏だが、今後も動向を注視したいところだ。

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